ガイア仮説と地球生態系の自然治癒力
ガイア仮説とは
1960年代、ジェームズ・ラブロック博士は地球を一つの生命体とみなすガイア仮説を提唱しました。
地球を生命体としてとらえるとはどういうことでしょう。
人間の体が様々な多くの細胞からつくられています。その体と同じように、地球も多くの生物や環境から作られているのです。つまり、ガイア仮説においては、私たち人間も地球という生命体の細胞であるとされます。

NASA visible erathより 地球の東半球
そして、生き物は、生まれながらに自然治癒能力が授かっています。熱が出ても休んでいれば治るように、擦り傷を作っても瘡蓋ができてやがて新しい皮膚ができるように。
ときには、お医者さんにかからなければ治らない病気にもなりますが、本来、生き物は自分の体を自分で治そうとする力を持っているのです。その力を担うのが免疫系とよばれる仕組みです。疲れていたり、栄養が足りなくなると、免疫力は低下しはじめます。
自分の体を健康に保とうとする力を自然治癒力とよびますが、ある一定の状態を保つという意味で恒常性維持機能とも呼びます。しょっぱいお味噌汁を飲んでも人間の体がしょっぱくならないのは、この恒常性を維持しようという力が働くためです。(余分な塩分をせっせと排出して体内を一定のバランスに保つのです)
人間の体に、ウィルスや細菌が侵入すると、人間の体は熱を出します。ウィルスや細菌は熱に弱いので熱で敵をやつけようとするためだといわれています。
おなじように地球も自分の体のバランスが崩れると、健康な状態に戻ろうとするのです。ガイア仮説では、それが異常気象であったり環境変化あったりするとされています。
人間が熱をだすように、地球は異常気象を起こすのです。
はみ出た文明系
GaiA-Learningの監修者、内山先生は、長年、土壌システム(系)や環境システム(系)の研究をされてきたなかで、私たち人間の文明系が生態系の枠をはみ出していることが問題なのではないかと考えています。

地球の恒常性維持機能
人間の作った文明系が生態系のなかに戻らないかぎり、地球上でおこる環境問題は解決しないのかもしれません。


